勉強会「距離感」について考える

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先日認定コーチによる自主勉強会にキャンセルが出て、急遽参加させてもらうことができました。

とても参加したかったテーマの勉強会だったので、他の予定を変えました。結果的に参加させてもらい本当に良かったと思える1時間となりました。

クライアントとの距離感

コーチとしてクライアントとの距離感を測るうえで大切なポイントになるのが、コーチングの唯一のルールでもある『アドバイスをしない』が関わってくると、冒頭主催者のコーチからお話がありました。

このルールは、アドバイスをまったくしないということではなく、クライアントが求めていないのにコーチが勝手にアドバイスをしない、情報提供をする際に自分の経験や知識を伝え誘導しないようにする、という意味が含まれています。

 

これは情報だけではなく、距離感が近すぎてクライアントが依存をしてしまうような関係になることも、アドバイスをしているのと同じことになるのでは?という問いにもなっているとお話しいただきました。

また、家族や同僚など、身の回りの人間関係においてもほどよい距離感を取ること、それを保つことは簡単ではないということもあり、今回のテーマと合わせて考えたいと思いました。

Q:見誤った出来事

最近の出来事から、距離感が近づきすぎて見誤ったと感じたエピソードを思い出し、そこからどんな状態がほどよい距離感なのかを3人1組になって話し合いました。

 

見誤ったほどではないですが、最近のエピソードとして浮かんだのは、現在お手伝いをさせていただいている会社の社員の方との出来事です。自分が取ろうとした距離感と、相手が求めていた距離感に差がありました。

最初は月に5,6回で1,2か月だけ入るつもりだったので、仕事が最低限できればあまり必要ないことは聞かない話さないほうが良いと考えていました。もちろん、より仕事をスムーズに行うためには仕事以外の話をすることで信頼関係が築けるということはわかっているうえでです。

 

個人的なことですが、仲良くなったり慣れてくると離れにくくなるという習性を強く持ってます。ちょっと言い方を変えると依存しやすいタイプなのかもしれません。この習性のため辞め時離れ時を間違ったと思う出来事が何度もあります。

一緒にお酒を飲んで(飲まなくてもいんですが)楽しみたいとすぐ思うタイプですが、それを抑えて、相手にはあまり話しかけない方がいいのかなと思われてるくらいの距離感でいいと思っていました。

 

仕事は社員さんと2人だけではなく他にもお手伝いに来ている人がいるときもあります。その中の1人が2年くらい定期的に来ている方で、ちょっとふざけてる面もおちゃめな面もあり、憎めない奴というタイプの方がいます。この人と一緒に仕事に入ると、比較的明るい雰囲気になります。やり過ぎ感はありますが、それも含めて僕の距離感が崩れるきっかけになります。

また、何度か仕事に入ったことで、もう少し長く関わりたいと思うようになりました。仕事は肉体的にはかなりきついのですが、楽しさとおもしろさを感じてきたからです。

 

そんな変化が出てきたときに社員さんに言われたのが「話してみたら意外とおもしろいとこあるですね」でした。それからはプライベートなことも過去のやらかしたことなども話すようになりました。

せっかく仕事をするのであればできるだけ楽しくできるように、くだらないことも含めて話しながらできるときはそれでいいと思っている。

別の人に話していた内容ですが、そばにいたので耳に入りました。僕が最初に考えていてた距離感とは真逆という感じです。自分で勝手に、あまり話さない方がいいと決めつけていたことに気づきました。

誰でも人との距離感や関係性について自分の考えを持っています。そして、その考えが合わないこともあります。合わなかったときにどんな対応をするのかが、伸びしろとか成長のきっかけになります。人は人で作られるということです。

 

Q:距離感を保つために意識することやめること

3人でそれぞれの話をした後、感じたことを文章にしてシェアします。上記のエピソードは話さなかったことも含め文章にしたら長くなりましたが、僕がシェアしたものは、『自分の程良い距離感と相手が求めている距離感に差があるとき、相手に合わせてみてから考える』です。

見誤った出来事から程よい距離感とはを考えると、相手に合わせてみることがシンプルだと感じました。もちろん合わせた結果、自分が不機嫌になるようであれば、それを伝えたり離れることも必要だと思っています。

 

数名のシェアを聞き、どの方の意見にも自分ならどうなのかなと考えることができるのが、コーチ仲間の勉強会のいいところだと考えています。時間内では全員の立場に置き換えることはできませんが、気になった内容は時間がたっても思い出されます。

次の問いは、考えたことをチャットでシェアすることになりました。自分がほどよい距離感を保つためにこれから意識すること、そして辞めること。参加者のみなさんの意見がとても参考になります。チャットの内容を見返せるのもオンライン勉強会の良い点です。

僕は『意識することは、やらかしたと思ったら(気づいたら)できるだけ早く謝る。 やめることは、話し過ぎないようにする。』とシェアしました。謝ることは起きてからじゃないとできないので、そうならないように気を付けるためにも、話し過ぎることをやめようと考えました。

自分のことを話し過ぎないようにするのではなく、相手の会話を無意識にでも自分の話に持ってこないようにするという部分です。これは、コーチという仕事をしているからというわけではなく、仕事以外の部分でもマイルールとして常に守りたいことです。

会話を奪われることもあります。そんな時は奪い返すのはもってのほか。戻ってくるように仕向けることも必要なし。真下と話す多くの人が「いろいろ話せたな」と思い「いろいろ聞いてもらえたな」と感じてもらえるようにいたいと思います。

ただ、これが言うは易く行うは難し。できてないこともたくさんありますが、この状態に近づけるように、目の前の人と関係性でご機嫌になれる自分でありたいと、改めて考えるきっかけになった勉強会でした。


 

TCS認定コーチの自主勉強会は、認定コーチになられた方なら誰でも参加でき、年数・経歴関係なく安心して参加できる内容のものがほとんどです。

しかもほどんの勉強会が無料で開催されています。主催していただくコーチの皆さんにはいつも感謝しています。以前男性だけのコミュニティ内でファシリテーターをしたときは、自分が一番学びが多かったと感じていたのでお金を払ってもいいくらいの経験だったと感じています。(あくまで個人的な感想です)

TCS認定コーチは最短1日で受講可能な一般講座を修了すると認定コーチトレーニングへの参加権利が得られます。2021年は11月が最後の日程として発表されました。まだ間に合いますので、認定コーチとなってコーチングを学ぶ環境の中で、

  • 誰かにコーチングができるようになる
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