「コーチング=質問ではない!」今日から活かせる ゆるっとコーチング①

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コーチングとは質問をして相手が表に出てきていない答えを引き出すことだ。

と、コーチになる前は思ってました。質問はコーチング技術の1つではありますが、質問の危険な部分と今日から使えるコーチング技術をお伝えしていきます。

人は話したがりの生き物

仕事についてのことだけではなく、趣味や自分の興味のあることを話していると、気づくと周りが引くくらい熱く語ってしまった経験はありませんか?

テンションが上がってきてとか、否定や反対されたからムキになってとか、ポジティブな内容でもネガティブな内容でも話しまくる(話されまくる)という場面は、TVや映画だけの話ではないですね。

話し終わって感じることは2つ。

  1. 気持ちよく話せたな
  2. 何かスッキリしないな

この違いは何かというと、聞いてくれた人の状態にあります。

1の場合は、うなずきやあいづちなどの反応があったり、質問があったりしたと思います。プレゼンの場でも感じますし、講演会やセミナーなどならアンケートに具体的に満足したポイントが書いてあったらより気持ちよく話せたことにつながります。

2の場合は、反応が薄かったりなかったり、寝ている人がいたり途中退席する人がいたりと、自分の話を楽しんでもらえてなかったと感じると思います。それでもアンケートには良かった・満足したなどとある意味適当な回答をする人もいるので、何とも言えない感情になります。

 

これは僕の体験談です。サクラのような反応でもないよりはあったほうが話しやすいなと感じました。

講演会やセミナーやプレゼンなど人前で話すことがないという人でも、友達と家族とならありますよね。1対1もあれば1対多もあります。話を聞いてもらえたという感覚は、相手が喜ぶ話をすることだけではなく聞く側の反応もあることを忘れないでください。

コーチング=質問ではない!

初めてコーチング(TCS一般講座)を受けたとき、質問の技術は大切だけどあくまで受講者(相手・クライアント)が思っていること感じていることを話してもらうためのサポートアイテムなんだと感じました。

講座を受講後、昔の知り合いから連絡があり「コーチングの練習をしたいから無料でセッションをさせてほしい」と連絡があり、迷いましたが受けることにしました。

簡単にお互いの近況を話した後、セッションがスタートしたのですが「なんでも好きなこと話してください」と言われ、時間にしたら十数秒、体感的には数分の沈黙がありました。何を話していいかわからなかったんです。

それを伝えると「最近気になることでもいいし、悩みとかでもいいですよ」と。じゃーこんなことが、、、なんて話始められるわけでもなく、TCS一般講座を受けるきっかけになったコミュニケーションについて話してみました。

相槌やうなずきはありましたが、質問は2,3回だけでした。当時の僕は、質問の意図を考えたりその質問で何がわかるんだろうかと考えることもあり、『話した』より『考えた』という感覚のほうが強かったように思います。

 

話していると考えがまとまってくるという体験は多くの方があると思います。今回のセッションでは考えが整理されたところまではいきませんでした。今思えば、適切な質問があれば違う感覚が得られたのではとも思えます。

コーチング=質問ではない。と言いますが、適切な必要な質問は大切なサポートアイテムになると、より実感しました。

今日から活かせるゆるっとコーチング

サポートアイテムになる質問ですが、あまり使わない方がいいものがあります。それは、

  • なぜ?
  • なんで?

の2つです。これらは質問をされた側は『責められている』感覚になりやすいからです。特に上下関係がある場合、上の人から下の人に「なぜ、やっておかなかったの?」「なんで、こんなことをしたの?」と質問することは、尋問(詰問)のように感じ、言いたいことや本当のことを言えなくなります。

今度読もうとしている本のサブタイトルが「サムライはなぜ、これほど強い精神力をもてたのか?」と書いてあります。これを見て責められているとしたらどこかなと考えると、「お前はなぜ、精神力が弱いのか?」と言われていると感じる人もいるのかもと思いました。

例えで話されたこと、例えとして質問されたことで責められていると感じる人がいる可能性も考慮して、精神力について質問するなら、

  • 「強い精神力を学ぶとしたら、参考になる人や人物像ってある?」
  • 「もし精神力が強かったら上手くいくとしたら、今より強くなるためにできることってどんなことかな?」

のようにすることもできます。

 

なぜ?なんで?を使う時は多くの場合、相手の言動になにか問題があったときです。問題の原因を探ぐることも必要ですが、同じ問題を起こさないための時間を作ることも必要です。質問する側が答えの1つを用意することもありますが、相手に考えて答え(のようなもの)を出してもらうためにはどうすればいいのか?と考えてみてください。

今日から活かせるゆるっとコーチングは、みなさんからの質問もお受けします。こんなときはどうしたらいいのか?どんな質問がいいのか?どう対応すればいいのか?など、仕事・家庭でのささいな出来事でも構いません。気軽にご連絡ください。

ご連絡は問い合わせやSNSからお願いします。

 

 

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