仕事の話から何気ない普段の話の中にもよくわからなかった言葉が出てきます。
そんなときすぐに「それどういう意味?」と聞くことができればいいですが、後から気になってくることもあると思います。
今回は会話の中で「?」がついたときの聞き方を考えてみます。
車のエンジンオイルの交換に行った時の話
受付で店員さんとのやり取りでちょっとモヤっとしました。
店員さん「オイル交換と一緒にエンジンクリーニング*も一緒にいかがですか?」
*もしかしたら違う名前だったかもしれません。
真下「それは何のために必要なんですか?」
店員さん「しないといおんが発生します」
真下「イオン?なんでイオンが発生するんですか?」
店員さん「えっいおんです」
真下「イオンは何に影響するんですか?」
店員さん「えっいおんです」(怪訝な目)
真下「いおんって何ですか?」
店員さん「わからないなら説明させましょうか?」(呆れた目)
真下「お願いします」
ちょっとしてから戻ってきて
店員さん「いおんはしないみたいです。加速がしにくかったり燃費が悪くなったりします」(申し訳なさそうな目)
真下「いおんってもしかして変な音がする異音?」
店員さん「そうですよ!」(ちょっとお怒りの目)
真下「(なんかごめんなさい)」
言葉の定義の前に
思い出すと、ちょっと恥ずかしい気持ちになりますね。。。
知らない言葉ならすぐに聞くことができます。異口同音はなかなか難しいですね。イントネーションで判断もできますが、その人の知識によっても理解ができない場合もあります。
群馬に戻って3年。それまで約15年は年に1,2回のレンタカー。(途中1年半くらいは車持ってましたがオイル交換した記憶がない…)オイル交換は定期的にといってもここ2年はコロナの影響や仕事の関係で長距離移動もなく、久しぶりの交換になりました。
運転は問題ないですが所有は初心者なみなので、車のことはほとんどわかりません。っていうのは店員さんには知る由もないことなので、今回のモヤモヤの要因とは別。
今多くのお店で、レジはマスクに透明なフィルター越しで話されます。耳がちょっと悪いので余計に何を言っているのかわからないことがありまくります。今回少し小さめな声だったこともあり「ぃおん」って聞こえました。一度「イオン」と認識してしまうと、なかなか崩せないんだなと知りました。
わからない言葉や定義が曖昧な言葉の場合、相手に意味や定義を聞くことが大切になります。ただその前に、言葉を認識できているかを確認しないと、意味や定義を聞いても余計に?がつくこともあるなと体験できました。
間違いたくないから
話す側が解釈が分かれる曖昧な言葉を使わずに話ができれば、ミスコミュニケーションはなくなるかもしれません。が、それはほぼ無理ですし、そのために1つ1つ意味や定義を話していたら、きっと聞いていられなくなります。
『聞く力』と『話す力』はどちらもコミュニケーションには必要です。何のために会話をするのかというと、お互いを理解するためです。勘違いや間違いは少ないほうが良い関係性が築けるのは言うまでもありません。それでも勘違いや間違いは起こります。
「優しいってどういうところ?」
「いつかっていつくらい?」
「豊かって何が豊か?」
相手との関係性によって聞き方は変わりますが、このように普通に意味や定義を確認しあっていると思います。もし聞き方に悩んでタイミングを失うくらいなら「間違いたくないので」「勘違いしていたら申し訳ないので」と、つけています。
今のところ、これに関して文句を言われたことはありません。もしかしたら言わないだけで気分を害している可能性は0ではないと思っています。それでも、間違い・勘違いで問題になるほうがリスクかなと考えています。
何度も使うのはオススメしませんが、同じ人に何度も使わなくてはならない言葉もあります。「バカ」はネガティブにもポジティブにも取れます。「ムカつく」も両方の意味があります。前後の文脈や状況で感覚的にどちらか判断できる時はいいのですが、できないときは聞くしかありません。
いちいち説明しない・させない、察する文化が日本にはあります。それと、相手の言葉を自分の解釈で理解する、これらの積み重ねで、人間関係って煩わしいとなってきたのかなと。
すべての人のことを理解する必要があるとは思いません。ただただ、関係性を良くしたい人、大切と思っている人のことは、理解したい共感できるようになりたいという気持ちはあります。僕はそれでいいと思っています。
そして、関係性を良くしたい人を増やしていくことが、ご機嫌な自分の状態が長く続けられると考え、これからも多くの人と関りを増やしていきます。