コミュニケーション力が高い人は沈黙を楽しめる人

ひとり言
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コミュニケーションは相手がいて成り立つものという考えもあれば、自分との対話も含めて考えることもあります。今回は相手とのコミュニケーションの中で出てくる間について考えていきたいと思います。

沈黙を楽しむとはどういうことなのか、できるだけ簡単にお伝えしていきます。

沈黙とは間

会話の中ですぐ答えが返ってこなかったり、遊園地の乗り物を待つ時間で会話がなくなる瞬間が訪れることがあります。

この『間』が苦手という人もいると思います。誰もしゃべらない間、沈黙の時間があることが苦痛だという人もいます。まずは会話がなくなった時間について視点を変えてみようと思います。

 

相手は次の言葉を探している

会話の中で質問をし相手がなんと言おうか考えている時間は沈黙になります。1秒たりとも我慢できな人は「別の言い方すると」とか「質問を変えたほうがいいかな」と相手のためにと思って何かしらの発言を続けます。

しかし、考えている側からすると別の言い方も質問の変更もしないでほしいと思うことがあります。

それまでリズムよく会話をしていたとしても、急に黙り込むこともあります。考えているのか興味が失われたのかすぐに判断できればいいですが、なかなか難しいこともあります。

自分が直前で話したことを思い出しながら、相手がどんな言葉を出すのかということに興味を持てる人は会話を楽しめていると言えます。待っている間で別のことを考えたり、特にその時考える必要ないことに思いを馳せるのはかなり失礼なことなんだなと感じるようになりました。

 

間を待てない人は何を守っているのか

会話だけではなく会議や打ち合わせなどでも間ができることはあります。1秒たりとも待てない人も少なくありません。その人からすると体感としては10秒や1分に感じる人もいると聞いたことがあります。

間に耐えられなくなり自分から質問の答えになりそうなことを言ってみたり、少し角度を変えて説明し直してみたりと、なんとか相手がすぐに答えられるようにしようと試みます。

その時の感情としては怖い・苦しい・痛いなどがあるそうです。こういった感情が生まれることは悪いことではありません。それも1つの個性だと言えます。ネガティブな感情が出ないように、考え込まなくても答えられる会話の仕方を追及している人もいるからです。

間を待てない人の1つの理由として、自分がおかしなことを言ったのではないか、相手に嫌な思いをさせているのではないかという、恐怖心のようなものを感じている可能性があります。

一見相手のことを考えているようにも見えますが、自分にベクトルが向きどう思われるかを気にしすぎている傾向が見受けられます。また、会話の主導権を握れてないと感じている人もいるそうです。自分が話してないと気が済まない人です。たいていの場合この人は、相手が考え込んで答えないのではなく、話したくないと思われてしまい会話を強制終了されたことに気づきません。

 

自分の話は人を楽しませることができると無意識にも思っている人ほど沈黙に耐えられない人が多いように感じています。

昔は苦手だったけど今は変わった

そういう僕も以前は沈黙や間が苦手で、話し続けるタイプでした。また、沈黙や間に恐怖心も感じていました。

他にも話し方がゆっくりで間を作る人が苦手でした。女優の深田恭子さんをドラマ以外で見るとゆっくりというかおっとりしていて、間を作るタイプだと思います。昔は苦手な人だと思っていたのですが、最近TVで見てゆっくりした話し方にマイナスイメージは生まれませんでした。

人への興味の持ち方が変わってきたんだろうなと考えています。その人が使う言葉やどんな意味や定義を持っているのかに興味があります。スポーツ選手への試合後のインタビューや、密着番組などもずっと見ていられます。最近気づいたのはマラソン中継などで解説をする増田明美さんの取材力というか幅広い選手のネタもずっと聞いていられます。

逆に苦手というか興味を持てなくなってきたのが、会話があちこちいく人や言葉が汚いと感じる人たちです。わかりやすく芸能人だとふわちゃんとみやぞんは最初からダメでした。あとジャニーズの岸くんも難しいです。沈黙や間とは関係ないのでいったんこの辺までにします。

 

聴く力の応用

相手に「話を聞いてもらえたな」と思ってもらえる聴く力の技術として、ペーシングがあります。

ペーシングとは相手に合わせることです。仕草や声のトーン・スピード、目を合わせる回数などですが、いわゆる鏡のようになることと言われています。

このペーシングに間の取り方や沈黙の時間を合わせると、相手は心地よいと感じてもらえる率が高まるのではと思い、何人かに試しています。今のところ相手が作る間の時間より少しだけ早いほうが良いのかなという印象があります。

 

もちろんすべてを合わせるのではなく、自分が話す時間や1.5秒のマリョクなどは積極的に使っています。高いかどうかは相手が判断し、人によっても変わってくるので、高めることに意識しすぎないように、相手との会話の時間を楽しためにも相手への興味・関心をいろいろな視点で持つことを心掛けます。

 

 

 

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