コーチングは目標ありきのサービスじゃない

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コーチングを学び始めていくつもの衝撃というか誤解していたことに気づきました。

その1つが、目標はなくてもコーチングを受ける意味があるということです。目標はあった方がいいと考えていますが、持ったからといって人生が必ずしも豊かになるわけではありません。ただ、持っている人のほうが豊かに見えることは沢山あります。

今回はコーチングというものについて、この1年で学んだことをアウトプットしてみます。これからコーチングを受けようとしている方やコーチングを学ぼうとしている方に少しでも参考になれば幸いです。

コーチングとは?

コーチの語源は馬車です。乗っている人を目的地まで届けることから、目標達成のサポートをすることがコーチの仕事と思われています。僕も最初はそのように思っていましたし、自分の目標を「挑戦し続ける人の目標達成をサポートする」としています。

サポートの仕方がイメージと違うというのが、学び始めてわかったことです。

  • 目標に対して足りないものは?
  • 何を付け加えたらいいのか?
  • そのために必要なことは何か?

このような質問を相手に投げかけることで、本人に必要な気づきや答えを導くことがコーチの仕事だと考えていました。また、相手との関わり方としてサポートする=応援するとも考えていました。応援している人が目標を達成し喜んでくれる姿が自分の成果となるなんて、こんな素晴らしい仕事はないと思い、認定コーチの資格を取ることを決めたことを思い出しました。

しかし、この考えは少し間違っているというか、非常に浅い部分でのコーチングの理解から生まれたものだと知りました。

1年の学びを経て今、コーチングとは【自分も含め大切な人を応援できるコミュニケーションスキル】となりました。コーチングを受けるというのは、自分の大切な人に気づき応援できるようになることで、ありたい自分に向かっていくことができるようになります。コーチングを学ぶというのは、様々な応援の形を知り、それをいつでも活用できるようになることです。

誰にでも応援したい大切な人はいる

コーチになったとき最初に思ったことは「今、応援したい人はいない」ということです。子供はいないですし、フリーランスなので上司・部下・同僚もいません。それまでのお客さんは、コロナですべての案件がなくなっていたので、現状いない状態です。

これから出会う人から応援したい人が現れるのだから、その時にコーチングを提供できるように学びを深めようと考えていました。コーチングは【 ” 自分も ” 含め大切な人を応援できるコミュニケーションスキル】ですから、応援したい人がいなくても、自分で自分を応援するために学ぶことができるのです。

シャンパンタワーの法則をご存じですか?何層にも重なったピラミッド型のグラスの頂点からシャンパンを注ぎ、上から順番にすべてのグラスを満たしていくパフォーマンスです。多くの方がこの例え話を使っているので知っている人も多いと思います。一番最初にシャンパンが満たされるのは頂上のグラス=自分です。次に家族や身近な大切な人、友達や同僚やお客様などと続いていきます。

ビジネスとして考えれば最初に満たすのはお客様なのではないかと思う人もいますが、お客様を満たすことができるのは商品やサービスであり、それを創ったり扱ったりする人が満たされてなければ広がらないと考えられます。つまり、自分が最初に満たされることが重要になる。というお話です。

まさに、コーチングのポイントを抑えた内容だと思いました。自分を応援できず、むしろけなしたり虐めている人が一生懸命に誰かを応援していても、ちょっとしたことで崩れてしまうようにも感じます。

応援の形

応援の形は「頑張れ!」と声を掛けたり、心で願うだけではありません。時には何もしないこともあれば、叱ることもあります。コーチングを学ぶことで知った衝撃的なことの1つに、人は1日に6万回も自分と対話をしていると言われていることです。2~3万と言う人もいれば、1000とか2000でしょと言う人もいますが、どちらにしてもかなりの回数になります。

この会話を、自分の状態を良くするために意識的に使えるとしたらどうですか?

日々いろいろなことが起きます。気分が落ちることも、イライラしたりやる気がなくなることもあります。しかし、そうならないためにも自分を応援できるとしたら、コーチングを学ぶって悪くないと思います。

コーチングを受けることで、普段は無意識でしている会話が意識化されます。その中に、自分を虐めている会話があれば応援できる会話に変えていくことができます。ただし、気づくとまた無意識に自分を虐める会話に戻ってしまうこともあります。コーチングを定期的に受けることで、無意識を意識化し良いものに変える習慣ができます。また、習慣化され意識や行動が変わるまでを含めてコーチングの効果ということができます。

これからコーチングを受けようと考えている方は、1回だけのセッションではなく継続的な関りを含めてご検討ください。TCSでは、講座で使用する公式テキストは定期的に振り返ることで継続コーチングを受けているような作りにもなっています。最短1日で受講可能なTCS一般講座も、たくさんあるコーチングサービスの1つとしてご検討ください。

 

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