ムカつくけど尊敬できる人

3年C組ババター先生
この記事は約4分で読めます。

3年C組ババター先生の15限目の授業の最後に『ムカつくけど尊敬できる人』を見つけることが宿題になっていました。15限目の授業がまだのかたはご覧いただいてからお読みください。

15限目:「誰にも洗脳されない 唯一の方法」

この宿題は『ムカつく』と『尊敬できる人』の2つの言葉の定義が曖昧だと、ズレてしまうと感じたのでまずは言葉の再定義からやります。

ムカつくとは

怒りの表現として使います。同じ意味合いに「腹が立つ」があります。では違いはなにか。調べてみるとちょっとおもしろくなりました。

まず視点の幅を広げるために英語に訳してみます。【ムカつく:get sick】【むかつく:disgusting、queasy、nauseous、feel sick、feel irritated、feel offended】【腹が立つ:get angry】ムカつくとむかつくが違ったので念のため表記しました。

それぞれの意味が参考になります。【sick:病気、むかむかする、むかつくような、うんざりして、くよくよする、しゃくにさわる、ぞっとする】【queasy:むかつく、むかむかさせる】【nauseous:むかつく、ぞっとするほどいやな】【irritated:イライラしている、歯がゆい】【offended:気分を害した、むっと】【angry:怒り、怒った、立腹した】

1つの言葉でも別の言語では複数の言い方ができ、それぞれで意味も少しずつ変わってくるのはおもしろいなと感じます。他にも調べたことは使われ方です。

腹が立つというのは誰が聞いても「怒ってるんだな」とわかります。ムカつくは「軽い怒り」から「本気の怒り」まであります。また、ムカつくは以前は若い世代の人が使う傾向がありました。今は、年代関係なくなってきていると思います。

ムカつくが使われ始めたのは江戸時代以降らしいです。その時は『胃がムカムカする』だったようですけど。

どんなときにムカつくのか?

馬鹿にされたとき、蔑ろにされたとき、わがままや横柄な態度をされたとき、納得いかないとき、etc。上げ出したらきりがないので、ここまでにします。書いてみて浮かんできたのは、自分の大切にしているモノ・コトに対して敬意や配慮を感じないとき、ムカついていることが見えてきました。ひとまず、これをムカつくの定義にします。

尊敬できる人とは

最初に『尊敬』について考えます。英語では『リスペクト(respect)』と訳されますが、英語圏での意味合いとしては、対等な立場でありながら相手を認め、大切にするというニュアンスが強い言葉になります。また、尊敬は『人』に対して使われますが、『リスペクト』は人だけではなく『アイデア・宗教・スタイル・文化』などにも使われます。

ここで気づいた事は、僕はここ数年英語圏のリスペクトと同じような意味合いで尊敬を使っているように感じました。自分とは違うけど素晴らしいと思うことや、自分にはできないことをやっている人に向けて「尊敬できる」と使っています。

尊敬という意味は本来、

  1. その人の人格を尊いものと認めて敬うこと。その人の行為・業績などをすぐれたものと認めて、その人を敬うこと。
  2. 文法で、聞き手や話題の主、また、その動作・状態などを高めて待遇する言い方。

という意味があります。尊敬は、相手を自分よりも上の立場に持ち上げる表現になります。このことからも、リスペクトとの違いがわかります。尊敬をリスペクトと同じように使っている人は少なくないのかなと感じることもあります。

 

また尊敬の念を持っている数の大小は関係あるのだろうかと?が浮かびました。Aさんの仕事に対する考え方は尊敬できる。Bさんの仕事に対する考え方も尊敬できる。(AさんとBさんの考え方は違うもの)っていうことありませんか?

この場合の尊敬は、自分にはない考え方に対して尊敬していることが読み取れます。その考え方を自分も取り入れたいのか、自分にはできないけど素晴らしいと思うのか。これによっても尊敬の対象が変わってくると思います。

ババター先生が言った「尊敬する人」はリスペクトに近いのか、それとも日本語の本来の意味なのか、もう少し深めていかないと受け取れないのかもしれないなと感じました。とはいえここでは、尊敬とは、自分もそうなりたいと思える、考え方や行為・実績がある人に向けるもの。とさせていただきます。

ムカつくけど尊敬できる人

『ムカつく』と『尊敬できる人』を再定義しました。この定義は、今後いろいろな学びを深めたり、視点が増えることで変わっていくと思います。まだ僕の中でもしっくり度は60点くらいなので。

ムカつく:自分の大切にしているモノ・コトに対して敬意や配慮を感じないとき

尊敬できる人:自分もそうなりたいと思える、考え方や行為・実績がある人

ここまで書いて3人浮かびました。

その方たちとどのような関係性になることが、自分がより長くご機嫌でいられるのか、成長するスピードがガンガン上がるのか、これからも振り返りながら進めてみます。

 

みなさんのアウトプットも聞いてみたいと思いました。ぜひコメントや直接ご連絡ください!また、この記事を読んでなんかモヤモヤするという人は、僕と壁打ちしませんか?

 

 

 

 

タイトルとURLをコピーしました