「モチベーションコントロール」今日から活かせるゆるっとコーチング⑭

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先日、通っている整骨院の先生と仕事や趣味に使っているエネルギーについて、モチベーション高い人ってすごいよね、という話になりました。

先生はいろいろなお客さんからモチベーションを上げる話を聞いているようで、なんだかんだコントロールできてる人が少ないという印象を持たれたようです。そこで今回はモチベーションコントロールすについての学びをアウトプットしていきます。

モチベーションは上下するもの

多くの人が知っているのに勘違いしていることに、モチベーションを高く保つことが大切、と考えているように感じます。

20歳の時に初めて自己啓発系の講演会に参加して、テンション上がって絶対成功するぞ!って高まったモチベーションが1週間くらい続いたことを覚えています。新しいことを始める時のワクワク感を13倍くらいにしたイメージです。

もちろん、下がってきました。そして、マイナスになったんじゃないかというくらいやる気が湧かなくなりました。その時に先輩から「モチベーションは必ず下がるから、維持する工夫をしたほうがいいよ」と教わったのをきっかけに、いろいろ試してきましたが、なかなか見つかりませんでした。

 

35歳を過ぎてからはテンションもモチベーションは低くてもいいと思い始めました。意識してテンション上げるとかモチベーションを高めることに疲れたのが正直なところです。それでも嬉しいことがあれば上がるし、嫌なことがあれば下がります。

数カ月前に嫌なことが重なりすぎて、こんなに落ちれるんだと驚くほど何もやる気が出なくなったこともあります。まだまだコントロールできるところまではいってないんだなと実感しました。

 

上下するテンションやモチベーションに一喜一憂するのではなく、自分が一番良いパフォーマンスが発揮できるラインを知ることが大切で、それがご機嫌でい続けることにもつながると感じるようになってきています。

モチベーションが下がったときにやらないこと

TCS認定コーチになって、学習動画や勉強会などでモチベーションが下がったときにやりがちだけどやらない方がいいことを学びました。

多くの人は、下がったときほど「なんでできないんだろう」「どうしてダメなんだろう」「あの人があんなことするかダメなんだ」「あいつのせいで」と、無意識にも自分や相手を責める問いかけをしています。

これ、モチベーションが上がっている時や高い時はまったく思わない事なんですよね。

今までもやる気が出ていない姿を見て「ゆっくり休みなよ」「しっかり寝ろよ」など言ったり言われたりしてきました。日本人の特性なのかそんなときでも「やらなきゃだめだ」「休んじゃだめだ」と無理することが美徳というか当たり前と思ってきました。

これが、病気や鬱だったり、体や心へ大きなダメージになっていくということまで、わかっているのに自分は大丈夫と本当にダメになるまで続けちゃう人もまだまだ多いのではないでしょうか。

 

モチベーションが下がったと思ったら、

  • 自分や他人を責めない。責めるような問いやつぶやきはし続けない。
  • 寝る。休む。考えなくていいように工夫する。

これが一番の対処法だと学びました。嫌なことあっても寝たら忘れられる人っていると思うのですが、憧れを通り越して妬んでます。僕は結構引きずるタイプなので、羨ましい限りです。ただ、モチベーションコントロールについて学んだことで捉え方が変わってきています。

モチベーションコントロール

高めるための技術ではなく、上下の幅を狭くすることが大切と学びました。

下がるのは、想定していない出来事があったときです。失敗した、ミスした、それに対して誰かに言われた一言が傷ついた、凹んだ、ムカついた、そしてモチベーションが下がったとなります。

失敗やミス、それに対する誰かの一言を想定できていたら下げ幅が小さくなります。今自分が取り組んでいることの最悪の事態を考えるだけでも変わってきます。それを考えられると、そうならないために事前にやっておくことはないかと行動できます。

ここまでできれば相当下げ幅は小さくなりそうだと思ってもらえたらOKです。

 

それでもモチベーションは下がります。食べて寝て休んでいれば自然と上がってきます。実際に仕事を休むことは難しいので、仕事以外の時間で休みます。気分転換に映画とかカラオケとかお酒を飲むこともありますが、下がっている時は楽しめないので、上がってから楽しもうという考え方です。

上がり始めたときに、自分に新しい問いかけをします。内容は、学習・成長の質問です。

  • 自分は何をすればもっと成長できるだろうか?
  • 自分は何を学べばもっと楽になれるだろうか?
  • 誰に相談することでより良いパフォーマンスが出せるだろうか?

抽象度が高い問いですが、学習・成長の質問のイメージです。

 

問いを作るというのは冷静になる意味も持っていると感じています。モチベーションが高まったり、テンションが高くなりすぎている、いわゆる興奮状態では、正しい判断が出来なくなるとも言われています。冷静になれと言われてもどうしていいかわからなかったのですが、問いを作り考えることで落ち着き出しているとなることがこの1年何度かありました。

これが絶対の正解ではありませんが、もし冷静になりたいときがあったら試してみてください。

 

モチベーションをコントロールすることも、問いを作り冷静になることも、セルフコーチングというものになります。

コーチングを学ぶ意味は、誰かにコーチングができるようになることと、自分が自分のコーチになることです。セルフコーチングで自分でいろいろなことを試し、答えを見出していくおもしろさを少しずつ感じてきました。

ちょうど知り合いからセルフコーチングについての質問ももらったので、次回から3回にわけてお伝えしていきます。


「セルフコーチング①」今日から活かせるゆるっとコーチング⑮

 

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