2020年7月3日、TCS一般講座のベーシック講座を受講し7月17日にアドバンス講座が終了しました。あれから1年、受講前の状態と受講後の変化を2つにわけて書き残したいと思いました。
前半は、受講のきっかけ・TCSを選んだ理由などを書きました。
後半は、受講後の変化について残していきます。
受講後1カ月
気持ち新たになりましたが、人と会話をする機会があまりないため、学びを活かすことができません。また、新しい仕事も始まりましたが基本は1人仕事。マックの店員さんかコンビニのレジで言葉を発するような日々でした。
1度テキストを開いて振り返ってみましたが、やはり人と会えない話せないというのは、学習意欲を失うきっかけになり、自分で深めていくようなこともできませんでした。
認定コーチトレーニング
一般講座を受講するときから、どうせ学ぶなら認定コーチになって収入も得られるようになろうと考えていたので、9月のトレーニングに参加することを決めていました。しかし、振り返りもチャレンジもできていない日々だったので、そんな自分が認定コーチになっていいのかは悩みました。
ただこの悩みって、いつになっても消えることはないとも思いました。なぜなら、認定コーチになってないのに、なった後のことを考えてるので。これは今までの自分の悩みのパターンでもありました。良く言えば、前向きに情報を集めて安心感を得ようとしている。悪く言えば、石橋を叩いて叩いて渡らないか壊すタイプ。それを自分で認識できたことは変化の1つだと考えています。
認定コーチトレーニングの内容は機密保持のためお伝え出来ませんが、ノート16ページになるほどの情報量でした。今までとは違う刺激ってすごいですね。
大切な決断
認定コーチになる前からWebサイト制作の仕事をしていました。コロナで案件がなくなりましたが、9月以降少しずつ依頼が増えてきました。新しく始めていた1人仕事では、まったく上手くいかずお金も底が見えていて、決断の必要がありました。
ものすごい可能性がある事業だったのかもしれませんが、当時の私に必要だったのは今月を生き抜く7万円でした。そしてコーチとやっていきたいことを伝え、辞めさせてもらいました。
webの仕事とバイトを少し入れて数か月分のお金ができたので11月から本格的にコーチとしてスタートすることになりました。もちろん最初はとにかく学ぶこと。オンライン学習システムのトラストイーカレッジや認定コーチたちの自主勉強会に参加していきます。
母との関係の変化
受講する前の状態の最後に書いた母について少しだけ書きます。私は母のことを人をイラつかせる天才だと思っていました。余計な一言が余計すぎたり、話の要点がわかりずらく伝えたいこととは違う捉え方をするとふてくされる感じ。これがなかったらきっと良い母だと思ってました。
酷いときは1日の中で話をするたびにイラつくこともあり、一緒に住んでいるのが嫌になることもありました。それが、ふと気づくともう何カ月もイラついてません。気づいた時びっくりしました。この1年でみても、5回あったかどうかです。
何が変わったのかすぐにはわかりませんでした。なんとなくはあるのですが、はっきりとしていない状態です。ただきっかけは、コーチングを学ぶ中で言葉の定義の違いや言葉の背景にある想いを想像できるかどうかだったり、いろいろな点があることが考えられます。
今はっきりしていることは、母に期待しなくなったことがポイントだと考えてます。悪い意味で捉えないでほしいのですが、私の中での母親とはこうあってほしいという決めつけが薄れ、ありのままの母を許すことができたのではと考えています。
人にイライラする原因は必要以上に期待し、その通りにならないから怒りという感情が生まれるという説明をすることができます。もちろん他にもありますが、私と母の関係性は必要以上の期待だったのかなと。また、私自身が母に迷惑をかけたくない心配されたくない気を使わないでほしいと考えていて、それが大きく強くなり、良い母親とは余計なことは言わずたとえ心配でもそれを見せず見守るもこと、これが必要以上の期待になっていました。
コロナの関係もありますが、家でできる仕事を選び、顔を会わす機会が増えたのでイラつかないようになったのは、本当に良い状態です。今月末に母の誕生日があるのでなにか美味しいものでも食べに行くか買ってきて、いつも以上に感謝を伝えたいと思います。
周りとの変化
自分のコミュニケーションに問題があると考え受講した一般講座。変化は母以外にも、怒りを感じることが減ったと思います。必要以上の期待と勝手な決めつけや思い込みがあると、ちょっとしたことでも怒りを感じます。0になったわけではないですが、怒りを感じたときにどう捉えるかは変わったと思います。
今までは、深呼吸をする、10秒数える、別のことを考えるなど、アンガーマネジメントと調べればよくあるような対処法を試みてました。が、まぁ上手くいきません。上手くいかないので知っていてもやらなくなり、変わらない自分と出会って嫌になる。その繰り返しにまた嫌になる。
講座を受けてから、怒りだけではなく、出てきた感情に対して「なんでそう感じるんだろう?」と考えることが増えました。すぐできる時もあれば、時間がたってからのときもあります。そんな自分もあったんだと新しい発見もあれば、1つの理由や原因が他のものと繋がっていたりするのも見えてきたりします。
気づいてる方もいるかもしれませんが、こういった考え方はコーチング特有のものではありません。心理学とか脳科学とか感情行動学などでも説明できます。また、自己啓発の本にも書いてあったりします。過去に読んだり聞いたりしたことですが、身についてなかったんです。私にとってコーチング(コミュニケーション)を学ぶことが、身につくきっかけになったということです
何がきっかけで変化が起きるかは、本当にわかりません。行動を起こすことと、人と接することでしか起きないと感じています。この1年、今まで起こさなかった行動を起こし、今までは会うことのなかった人と時間を共有することで、変わってきている感じます。
一方で、理想と違いすぎる自分に不快・嫌悪・残念な感があります。もっとこうすればよかった、別の言い方ができたんじゃないか、あの一言なくてもよかったな、という感じで日々を過ごしています。このジトっとした感覚を認識できるうちは変われるってことかなと捉え、少し先の成長した自分に出会えるのを楽しみに、これからも学びを深めていきます。