分かり合えないから言葉がある

ひとり言
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伝えたいことが伝わらない。伝えたいことを理解できない。

このようなもどかしさを感じることはありますか?僕は多くの人に感じてきました。伝わらないことが多かったので、不要な衝突もたくさん経験してきました。どっちが正しくどっちが悪いというのは今はないものとして考えられますが、当時は相手を責めることもあれば、自分を責めることもありました。

今回は、伝えるについて考えてみようと思います。

なぜもどかしいのか?

大きく2つあると仮定します。

  1. 理解
  2. 気づき

自分の言ったことが理解されないというのは、否定された気持ちになります。また、自分の本意や意図と違う理解をされるのと、怒りを感じることもあります。相手によって違いは出ますが、もどかしさは理解してもらえない・理解できないと気づいてもらえない・気づけないことから生まれると考えられます。

その原因としては伝える側が、話が長くなり要点がまとまらないことや、情報が少なすぎることがあげられます。これは言語化力とか語彙力が関係してきます。他には、無駄なカタカナが多い場合もあります。

最近の例だと、「それデフォルトだよね」という言葉。中国の企業で問題になったので『債務不履行』と思った方もいれば、『初期値とか初期設定』と思った方もいると思います。どちらも同じ「デフォルト」です。使ってる本人も理解しているかも不明ですし、相手が理解できるのかも不透明な状態で使うには相応しくないですね。

ちなみに「それデフォルトだよね」が出た会話は、「マクドナルドのハンバーガーのピクルスってデフォルトだっけ?」でした。「オプションで外したり増やしたりできるよ」と続いたんですけどね。この人はデフォルトに『債務不履行』という意味があることを知りませんでした笑

伝わったことが伝えたこと

相手にどう伝わるかは伝える側が完璧にコントロールすることは難しいです。ほとんどの人がそれをわかっていて、相手にゆだねているにも拘わらず理解されなかったり気づいてもらえないと、残念な気持ちになったり怒り出す人もいます。たまに泣き出す人もいますね。

伝える側は、相手がどう受け取るかが重要なのであれば、伝わりやすいようにサポートする必要があります。受け取る側も、意図とズレないように曖昧な言葉は確認する必要があります。

以前確認するために「こういう解釈であってますか?」を使ってました。特にメールやLINEなどの文章でのやり取りの際に多く使いました。初めてこの文章が送られてきたとき、理解してくれたことに感謝を感じたのをきっかけにパクりました。

ほとんどの場合「それで大丈夫です」と言われますが、たまに「違います。こうです。」と言われます。その時は、伝え方下手だなぁと思ったり、もう少しわかりやすく言ってよとも思いました。

逆の立場にもなりました。こんなに分かりやすく説明したのになんでそう捉えるかなぁと。どんだけ上から目線なのでしょうか。。。
今更ながら恥ずかしくなります。

 

伝える側のサポートには、伝わる言葉を使うことで伝わりやすくなります。受け取る側もですが、普段使っている言葉の意味や定義を曖昧なままにしないことがポイントです。まずは自分のよく使う言葉、次によく話す人の言葉を確認しようと思います。

他に気を付けることとしては、伝えたい想いが強くなりすぎると感情で伝えようとします。これは、熱は感じるけど結局何が言いたかったのかわからない、ということになりやすいです。子供や赤ちゃんなら愛くるしいですが、大人がやると内容によってはドン引きされますので気を付けましょう。

分かり合えないから言葉がある

分かり合うために言葉がある。とも言えるのかなとも感じます。ただ、すべて分かり合えることなんてあり得ないので、今より分かり合うために、お互いが伝わる言葉を使っていければ、ミスコミュニケーションが減り関係性が良くなることに繋がると考えられます。

理解し合えているから伝わることもあれば、理解できないから伝わることに繋がることもあります。そう考えると、伝わらないって本当になくなるかもしれませんね。


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