共感と同調を間違えると〇〇を失います。

ひとり言
この記事は約5分で読めます。

不安を力に変えるNo1コーチになる、TCS認定コーチの真下知太郎です。

コーチングを受けるきっかけは、自分のコミュニケーションに問題があるのではないかと仮定したことが始まりでした。

相手のことがわからない、理解できない。そう感じることが増えてきて、もしこれが自分の好きな人やこれからも付き合っていきたい人、そしてこれから出会う人にも感じるようになったらどうしようと、怖くなったからです。

この時、共感できないことを不安に感じてました。それが、ある時、いくつかの点が繋がり答えのようなものが見えてきたことをシェアします。

共感と同調の違い

共感とは、相手が持っている感情がどういったものなのかを理解できること。その感情に合わせた声掛けや対応ができることで共感していることがわかる。

同調とは、相手が持っている意見や感情と同じもしくは似ている意見や感情を持っている、持ったことがあること。自分の体験や経験、知識の影響が大きくなる。

 

どちらがより相手のことを理解できてると言えるのかといえば、おそらく共感になります。人は、誰かに分かってもらえるだけで強くなれたり、心の支えになったりします。分かってくれる人はとても貴重な存在になります。そして、分かろうとしてくれる人に対しても優しくなれます。

僕が相手を理解できないと悩んでいた時は、共感はできるけど同調はできないことに悩んでいたとわかりました。

 

共感できない・同調できないを言葉にすると、わからない・理解できない、になります。2つの違う意味をわからない・理解できないという同じ言葉でまとめていたので、余計に悩んでしまったのではないかと。

この悩みを抱えていた時、TCSの一般講座を受講する前には、自分で何とかしようとしていろいろ考えるのですが、それは「なんでわからないんだろう?」「どうしてわかってあげられないんだろう?」という自分への責めや、「もっとわかるように話してくれればいいのに」「なんでわかってもらおうとしないんだろうか?」「理解されないことに機嫌が悪くなるなんてガキかよ」と相手を責めてました。

 

相手のことをわかるとは

2022カタールW杯のアジア予選を戦っている日本代表がオーストラリア代表に勝った試合を見ていて、2点目が入ったときの喜び方が本当に素晴らしいと感じました。

相手と同じ気持ちになる。厳密には全く同じ気持ちにはなれません。辛いと感じていること、嬉しいと感じていることはわかることができます。

共感の最終形は、いろんな意見や感情をわかったうえで一緒にいること。同調の最終形は、相手同じ思言動になりそれが自分の意志であると疑ってないこと。なのかなとうっすら感じています。

 

同調が悪いこととは思っていません。状況によっては必要な場面もあります。それが日本代表のゴール後の歓喜です。1人1人の課題や挑戦に違いはありますが、チームとして1つになる、同じ目的を達成する仲間として戦っていることがよくわかる試合でした。

サッカーは「わかってくれた・わかってあげられた」という共感が大切になります。チームワークがいいというのはお互いをわかっていることがポイントの1つになると考えています。

 

同調圧力という言葉があります。1人や1つの意見や考えを他人にも強制することです。自分の常識が正しいと疑ってないこと、自分の価値観を押し付けていること、と言いかえることもできそうです。悪い意味で使われる王様・ワンマン・オレ様や、わがまま・世間知らずと言われるかもしれません。

売り込みとか執拗な営業とか、しつこくデートに誘うとか、いわゆる相手のことを考えていないという言動が同調の悪い形で現れた部分で、これを僕はやっていたことに気づいたんです。

 

同調が悪い形になると

これはあくまで個人的な感想ですが、同調をすることが相手のことを理解することだと考えていると、めっっっちゃ疲れます。

僕はそれを共感と勘違いしていたので、共感できない自分を責めないためにも必死にわかろうともがいてました。そして疲れまくる。無意識にいろいろな問いを自分に投げかけていて、しかもその答えはないものだったり、自分ではわからないことが多くあります。心と頭が両方疲弊すれば、やる気がなくなりなんもしたくないと思い、他人にも自分にも蔑ろな態度を取るようになります。

 

現代において1つのコミュニティにしか属してない人は少なくなりました。が、仕事だけ家庭だけと感じている人もいると思います。その中で『わかってもらえない・わかってあげられない』が増えると孤独や孤立に繋がってきます。

僕が悩み苦しんだ1つに、「わからないを分かってくれる人がいなかったこと」があります。どうしたらわかることができるか?とか、なぜわからないんだろうか?とか、言われても答えられないものです。むしろ、責められてる気分になり余計に孤立を感じました。

「自分はここにいてはいけないんだな」過去様々なコミュニティを去るとき、この感情を持つことが多かったように思います。共感と同調を上手に扱えず、同調することがお互いの信頼関係を築くことに必要だと勘違いをしていました。

 

その結果、友と呼べる人はおらず、いざという時に助けてくれる人はいないと感じています。

気づけて良かった!!

TCSに出会ってなかったら、気づけてなかったかもしれません。TCSが提供するコーチングを受けながらコーチングスキルを学ぶ一般講座、認定コーチになってからの学び場、SNSで繋がっているコーチ仲間(まだ誰ともリアルで会えてないので)、小さな疑問にも丁寧に答えてくれる事務局の方々。すべてがあって、様々な気づきに繋がっています。

 

僕はTCSの環境が自分にとって合っていたと今のところ感じています。他のコーチの方もコーチコミュニティも知らないので、いつかお互いの良さを笑顔で語れる場があってもいいなと思っています。そして、お互い高い共感力を発揮し合えたらおもしろいなと。

 

僕のように共感と同調を勘違いしていたり、人を理解するために共感と同調の両方が必要と感じている人がいたら、すぐじゃなくてもいいので、疲れが取れない原因かもと思ったら、コーチを探して話を聴いてもらう選択肢を持ってみてください。

もし、そのコーチの1人として真下を選んでいただけるなら、その時のために今まで以上にコーチングを楽しんで学び続けます。

 

SNSやメールで気軽にお問い合わせください。

 

タイトルとURLをコピーしました