コミュニケーションは何を知るために行うのか?

ひとり言
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TCS認定コーチになって1年。新しい人との交流もいくつかありました。コーチング(人間関係・コミュニケーション)を学んでいる1人として、何を知るためにコミュニケーションを取っているのか、感じていることをアウトプットしていきます。

コミュニケーションの定義としておそらく多くの方が、相互理解、お互いを知るため、と考えます。

この『相互理解』は、相手の何を知り、自分の何を知ってもらうことなのか。ここを曖昧になっている人は少なくないと思います。

僕もコーチになるまで、言語化をしたこともすることもありませんでした。

 

コミュニケーションとは情報伝達だと言う人もいます。もちろんその通りです。何の情報を伝えるためにコミュニケーションを取るのか。ここを感覚的に捉えている人は多くいますが、人に説明するとなるといかがでしょうか。

感覚的なものを言語化するのは、なかなか難しいので、感覚派の人の言うことはよくわからない。論理的過ぎて疲れるしよくわからない。などの声があがるのかもしれません。

 

お互いの何を理解するのか、お互いの何を伝えあうのか。

それは『感情』『意味』の2つだと考えられます。

 

付き合いたての恋人同士の会話をイメージしてください。それをカフェの隣の席で耳に入ってきてしまったとします。

なんてことない話で笑いあったり、ラテアートされたカップを見て可愛いと言っている彼女を可愛いと言っていたり、そんな会話をしているとします。これは『感情』のやり取りをしています。お互いの笑いのポイントや可愛いと思うポイントを伝えています。

会話の内容としては、他人には意味がないものだったりもするのは、感情の相互理解だからです。

 

仕事においても感情の理解はあってマイナスになることはありませんが、先に来るのはしっかりとした意味のやり取りです。ここを疎かにして感情の理解を優先すると、トラブルのもとになりやすいです。

極論ですが仕事なら意味の相互理解ができていれば成り立ちます。また、職場では感情のやり取りはする必要がないと考える人も増えています。それが、飲みニケーションの減少として現れたと考えてます。プライベートを優先させたい、仕事の時間以外で仕事の話をしたくない、などの理由があがりますが、まさに感情の部分を知られたくないし、知りたくもないことと言えるのではないでしょうか。

 

感情表現が苦手な人が、感情表現が豊かな人を見て「あの人はコミュ力が高い」と感じる場合があります。誰とでも話ができることや、すぐに名前を憶えてみんなに紹介したり、人との距離が近い人を一般的にはコミュニケーション力があると考える人が多いのだと、コーチングを学ぶ中で知りました。僕もそう思う1人でした。

コミュ力高いほうがいいと思っていますので、男女や年齢に関係なく比較的誰とでも話せるほうです。名前の憶えは悪いですが、同じ空間やコミュニティにいる人とは仲良くしていたいと考えています。ただ、自分が既存のコミュニティ(人数の大小関係なく)に新たに入るときは、慣れるまでおとなしいです。

そのため、慣れてきて話をしていくと「思っていたより話しやすい」「意外におもしろい人なんですね」と言われることがよくあります。

 

プライベートのほうがこの傾向は強くなります。それは意味の理解を優先しているからだと考えています。仕事だと慣れるまでおとなしくしていたら、仕事がなくなってしまいます。できるだけ積極的に意味のやり取りをしようとしています。

仕事関係の人もプライベート関係の人も共通して早いうちにやりたいと思うのは、一緒に食事に行くことです。できればお酒を飲みたいところです。群馬は車社会なので、なかなか仕事後に飲みに行くのはハードルが高くはありますが、食事だけなら行きやすいです。

 

お互いの感情と意味を理解し合えていると、心地よいコミュニケーションができます。そのためにも、今、何の理解を深めようとしているのかを合わせる必要があります。

自分は感情を伝え、相手は意味を伝え、ではお互いを理解することは難しそうなのはイメージできると思います。ここに理解し合えない理由があるような気がしています。もう少し検証してみて改めてブログに書いてみたいと考えています。

 

すでに出来上がっている関係性の中でも、意外に知らなかったことというのはあります。夫婦間でも知らないことがあったり、親子間でも気づかないことがあるように、仕事関係やプライベートなら知らないことの方が多くなります。

今の関係性をより良くすることでお互いがより長くご機嫌でいられるために、何を伝え理解することができそうですか?

「まだ言ってなかったんだけど実は、〇〇なんです」趣味や特技から、曖昧にしていることなどを伝えてみるのはいかがでしょうか。

 

 

 

 

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